狙った犯行---3.6kgの石がクルマを直撃

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7日深夜、静岡県長泉町内の東名高速下り線を走行中の乗用車に、高速道路と交差する陸橋から重さ3.6kgの石が投げ込まれ、運転席を直撃するという事件が起きた。石は助手席に乗っていた32歳男性の頭部にあたり、この男性は頭蓋骨を陥没させる重傷を負った。警察では悪質な器物損壊と傷害の容疑で投石した人物の行方を追っている。

静岡県警・高速隊、同・沼津署の調べによると、事件が起きたのは7日の午後11時50分ごろだという。42歳の会社員男性が運転する乗用車が長泉町内の東名高速下り線を走っていたところ、「ドカン!」という激しい音と共に突然運転席の窓ガラスが割れた。運

転していた男性にケガは無かったが、助手席に座っていた32歳の男性は血まみれになっており、ぐったりとしていた。男性は「何かが頭に当たった。痛い」と言い続けており、運転していた男性は前車が跳ね飛ばした石が車体に当たったものと判断。

近くの沼津インターチェンジまでクルマを走らせ、そのまま警察に被害を通報した。石が直撃した男性は頭蓋骨の一部が陥没しており、全治3カ月の重傷を負った。

警察が車両の検証を行ったところ、車内からは20cm×15cm、重さ3.6kgの石が発見された。石には血痕があり、これが男性の頭を直撃したものとみられている。

ただし、クルマが高速で跳ね飛ばしたような痕跡は石に残されておらず、クルマのガラスも上から叩かれたように破壊され、車内まで貫通していることから、警察では何者かが陸橋上から故意に石を投げ落としたものと判断。悪質な器物損壊と傷害事件と断定し、石を投げた人物の行方を追うことになった。

高速道路を走るクルマを狙った投石事件は後を絶たないが、運転席ガラスを直撃・貫通し、乗員がケガをするという事件は珍しいという。

《石田真一》

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