ホンダの福井威夫社長は17日の年末定例会見で、同社と系列ディーラーをブロードバンドでネットワーク化した情報システム「e-Dealer」をこのほど構築したと明らかにした。ホンダの日本営業本部とディーラーを結び、各店頭にはユーザー向けの端末も設置する。
端末はタッチパネル方式で、商品に関するさまざまな情報が得られる仕組み。日本営業本部長の土橋哲常務によると、来年3月ごろには約2400拠点に及ぶ、すべてのホンダ4輪ディーラーの店頭に配置したい考えだ。
ホンダの4輪保有台数は現在、約850万台。福井社長は「顧客満足度の最大化を図りたい。e-Dealerはその一環」とシステム導入の狙いを述べた。