ストーカー男、GPS位置情報端末を悪用

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長野県警は3日、ストーカー規正法違反で逮捕・起訴された32歳の男が、警備会社からレンタルしたGPS位置情報装置を女性のクルマに装着し、行動を監視していたことを明らかにした。位置検索は数千回に及んだとみられている。

長野県警・安曇野署によると、この男は今年2月から5月までの間、長野県内に在住する23歳の女性に対し、執拗なつきまといを行うなどして、ストーカー規正法違反容疑で逮捕・起訴されている。

男は今年2月に同法違反で警察から警告を受け、その後しばらくはストーカー行為が無くなっていたが、同4月下旬から5月上旬に掛けてその行動が活発化。5月8日には安曇野市内のスーパーマーケットで女性を待ち伏せるなどの行為を行っていた。

立ち寄り先にタイミングよく男が現れることを不審に思った女性が同署に相談。女性が所有するクルマを調べたところ、警備会社が有償でレンタルしているGPS位置情報装置の端末がバンパー下に貼りつけられていたことが判明した。警備会社に問い合わせた結果、この端末を男がレンタルしていたことが判明。警察は警告を無視してつきまといを続けたものと判断し、逮捕に踏み切った。

装置のレンタルには警備会社の調査が入るが、男は使用目的を偽って申告していたとみられる。位置の検索回数は数千回に及んでおり、異常な回数だったという。

《石田真一》

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