近畿日本ツーリストは18日、駅探と共同で、2010年2月28日を最後に東京駅から姿を消す「新幹線500系のぞみ」の最後の雄姿を、ホテル客室から見る「新幹線500系のぞみラストラン宿泊プラン」を企画、販売を開始した。
500系のぞみは、1996年に製造された。飛行機を思わせる近代的なフォルムにより、日本産業デザイン振興会・グッドデザイン賞の商品デザイン部門に選定され、現在でも新幹線の中では1、2位を争う人気だ。現在は、毎日運転の定期運行は1日1本のみとなっている。
500系のぞみは、2010年2月28日の運行を最後に引退することが決まった。運行最終日には、鉄道ファンを中心に新幹線ホームに人が殺到して、入場制限がかけられることが予想される。そこで今回、誰にも邪魔されることなくホテルの客室というプライベートな空間から、500系のぞみを見るプランを設定した。利用ホテルは、客室からの写真撮影もできるように線路に近いホテル、客室をセレクトする。
500系のぞみは東京駅を12時30分、通常、宿泊客はホテルをチェックアウトしている時刻に出発する。今回の企画では、各宿泊施設に直接交渉をし、アーリーチェックイン・レイトチェックアウトで500系のぞみが通過する時間帯でも確実に部屋に滞在できるようにした。
鉄道ファンが集まる駅探ユーザーに大きく告知する。
旅行代金は4500円から17万3250円。500系のぞみ最終日だけでなく12月18日から設定されており、一部のプランはすでに満室になっている。