リチウムイオン二次電池 電極集電体、特許総合力トップは三洋電機

エコカー EV

パテント・リザルトは、リチウムイオン二次電池 電極用集電体、及びその皮膜や表面処理の技術について、参入企業に関する調査を実施。その結果を「特定技術分野の競合分析:リチウムイオン二次電池 電極集電体」にまとめた。

電極集電体は、リチウムイオン二次電池の容量や安定性などの特性を引き出す上で重要な役割を持つ。今回の調査では、リチウムイオン二次電池 電極集電体関連の特許を集計し、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに特許の質と量から総合的に見た評価を行った。

結果、「総合力ランキング」では、1位が三洋電機、2位がトヨタ自動車、3位が三井金属鉱業となった。

1位となった三洋電機は他社と比較した場合、国際出願や分割など「自社による出願意欲の高さ」に関する項目のほか、他社特許の拒絶査定に引用された件数や閲覧回数など「他社牽制力」に関する項目の割合も高く、こうした結果が総合力1位に結び付いたと言える。

また、2位のトヨタ自動車は、集電体自体の特許が非常に多く、またその評価が高いということが特徴。同社はリチウムイオン二次電池を内製していることが知られているが、電極集電体自体についても高い技術を持っていることが伺える。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  2. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  3. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  4. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  5. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  8. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  9. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  10. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
ランキングをもっと見る