フォード・ジャパン・リミテッドは、フォード『エクスプローラー』が、政府が実施しているエコカー補助金(環境対応車普及促進対策費)制度の対象車種として認められたと発表した。
昨年12月19日に政府が、エコカー補助金制度を含む2011年度第4次補正予算案を閣議決定したこと受け、経済産業省と国土交通省がその概要と対象車種を発表、補助対象にはPHP(輸入台数が少なく、認証が簡素化された輸入車)も含まれていた。1月20日、経済産業省はエクスプローラーをこの要件を満たした車両として確認したとしている。
エクスプローラーは生産国の米国複合モードで測定した1リットルあたりの燃費が制度の要件を満たしているとされた。
2011年度第4次補正予算案が国会で可決・成立した場合、新車で新型エクスプローラーを購入すると、購入者は10万円の補助を受けることが可能。2011年12月20日以降に登録した車両まで、さかのぼって適用される。
一方、TPP(環太平洋経済協定)交渉で、米国政府は日本の自動車市場の閉鎖性を訴え、特にエコカー補助金・減税制度を問題視しているとされている。エクスプローラーがエコカー補助金制度の対象になったことから、自動車摩擦再燃は防げるとの声も。