三菱の主力車種『デリカD:5』に、新型2リットルMIVECエンジンが搭載された。アイドリングストップ「オートストップ&ゴー(AS&G)」を組み合わせ、約14%の燃費向上を果たしている。
新エンジンは、吸入空気量をスロットルバルブだけでなく、吸気バルブのリフト変化によっても調整。吸気抵抗を少なくすることでエネルギー損失を低減させた。シンプルな機構としたことでSOHC化を実現。軽量化・コンパクト化を果たしながら、DOHCエンジン同等の出力(150ps)を確保した。10・15モード燃費は15km/リットル、JC08モード燃費は13.6km/リットルだ。
このエンジンは、『RVR』、『ギャランフォルティス』、『ギャランフォルティス・スポーツバック』にも既に設定。デリカD:5では2WD車にのみ設定される。エコな2WD、走りの4WDと、よりキャラクターが明確になった。
SUVテイスト溢れる押し出しの強いデザイン、3列シートの使い勝手といった「デリカらしさ」はもちろんそのままだ。