鈴鹿サーキット50周年に当たる今年の日本GP予選、ポールを獲得したのは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)。2番手にはチームメイトであるマーク・ウェバー(レッドブル)が入り、レッドブルによる今季初のフロントロー独占となった。
ベッテルによる鈴鹿でのポールポジション獲得は、2009年以来4年連続となり、通算ポールポジション獲得回数もアラン・プロストとジム・クラークを抜いて歴代3位となった。(歴代2位はアイルトン・セナ、1位はミハエル・シューマッハ)
3番手はジェンソン・バトン(マクラーレン)が入った。持ち前のスムーズなドライビングによる3番手だったが、決勝ではギヤボックスペナルティーにより、5グリッド降格となってしまった。
4番手にはホームGPとなる小林可夢偉(ザウバー)が入り、バトンのペナルティーにより、決勝は3番手からのスタートとなる。母国日本で自身初の表彰台フィニッシュを達成できるかに注目が集まる。
5番手にはチームメイトに0.310秒差をつけたロマン・グロージャン(ロータス)がランクインした。
決勝はこの金曜と土曜と同じく晴れることが予想される。予選タイムを鑑みると、小林がレッドブルの二人をオーバーテイクすること、もしくはついていくことも厳しいと思われるが、レッドブルにはオルタネーター等の信頼性の問題もあり、最後までどういう展開になるかは分からない。
それよりも小林の後ろつけるロマン・グロージャン(ロータス)は、今季第12戦のベルギーGPで、2番手スタートだった小林をも巻き込む派手なクラッシュを起こしている。続く第13戦では出場停止にもなっているなど、小林は後ろにも注意しなければならない。
決勝でのピットストップは各チームやドライバーにより2回か3回に分かれる事が予想される。また、鈴鹿は高速コーナーがあるほか、幅が狭いというコース特性もあるため、セーフティーカーの出動も考えられる。
53周で争われる決勝、誰がの一番にチェッカーフラッグをくぐるのか注目だ。
決勝は10月7日の15時にスタートする。