15日午前10時20分ごろ、東京都太田区内の国道15号を走行していた大型トレーラーの荷台部分が対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた軽ワゴン車と衝突する事故が起きた。この事故で軽乗用車の運転者が死亡。トレーラーは逃走したが、後に45歳の男を逮捕している。
警視庁・蒲田署によると、現場は大田区南蒲田1丁目付近で片側2車線の直線区間。大型トレーラーは第1車線から第2車線へと車線変更していたが、この際に荷台部分が対向車線側へ逸脱。対向車線を順走していた軽ワゴン車の右側面部に衝突した。
衝突によって軽ワゴン車は大破。運転していた神奈川県横浜市内に在住する43歳の男性は全身を強打し、収容先の病院で死亡。トレーラーはそのまま逃走しており、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。
周辺捜索を行った結果、現場から約6km離れた同区内で荷台に衝突痕のあるトレーナーを発見。運転していた福島県いわき市内に在住する45歳の男に職務質問したところ、衝突の事実をみとめたことから、後に自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
調べに対して男は「現場に戻ろうとしていた」などと供述。ひき逃げについては否認しているようだ。警察では男を厳しく追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。