GMのトップ、北朝鮮リスクに対応…韓国生産の見直しに言及

自動車 ビジネス 企業動向
GMのダン・アカーソンCEO
GMのダン・アカーソンCEO 全 1 枚 拡大写真

新たなミサイルの発射準備と見られる行動を進めるなど、「暴発」の危険性が高まっている北朝鮮。米国の自動車最大手、GMのトップが、北朝鮮で起こり得るリスクを想定し、隣国の韓国における危機対応に乗り出した。

これは4月4日、GMのダン・アカーソンCEOが、米国の経済専門テレビ局、CNBCのインタビュー番組に出演して明らかにしたもの。同CEOは、「我々は緊急の対策を立てている。その内容は、韓国で働く従業員の安全を確保することだ」と述べたという。

GMは現在、子会社のGMコレア(旧GMデーウ)が韓国内で5つの工場を稼働中。万一、北朝鮮から韓国に対する攻撃が行われれば、これらの工場では生産に深刻な影響が及ぶ。5工場で年間140万台以上の生産規模を持つだけに、GMにとって、北朝鮮のリスクは大きい。

ダン・アカーソンCEOは、CNBCのインタビュー番組の中で、「今すぐに韓国内の生産を、他国へ移転することは難しい」と説明。しかし、「長期的視点(北朝鮮問題が長引けば)では、生産移転を検討することもあり得る」と話したという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日本発の高性能EV『アウル』、最高速438.7km/hを記録…世界最速の電動ハイパーカーに
  2. トヨタ『ヤリス』次期型は2025年末登場か、ハンマーヘッド&新エンジン搭載でスポーティ感アップ!?
  3. アルピーヌ初のEV、コンパクトハッチ『A290』欧州発表…220馬力モーター搭載
  4. 【ホンダ N-VAN e:】新型軽商用EV発売…実質的な価格は200万円以下、一充電走行距離245km
  5. 『MINI クーパー 5ドア』新型…全長180mmプラス、価格は408万円から
  6. 日産『ノートオーラ』がマイナーチェンジ、90周年記念車と“大人のオーラ”「AUTECH」も新設定
  7. じ~ん。ポルシェを手に入れた瞬間の幸福
  8. BMW『M2』に改良新型、直6ツインターボは480馬力に強化…欧州発表
  9. ダッシュ! 軽量スポーツカーメーカーのアリエルが電動アシスト自転車を発表
  10. 知っておきたい! ブレーキパッドのメリット・デメリットとカスタマイズ術~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る