WRCは6月10日、コロラド州で6月8日と9日の両日の渡って行われたパイクスピーク・ヒルクライムのプラクティスセッションで、WRCのディフェンディングチャンピオンであるセバスチャン・ローブが、プジョー208 T16で最速タイムを叩き出したことを伝えた。
「僕は車に大きな自信を感じている。もしスピードだけがここでの結果の要因なら、それは元気づけられるスタートだ。僕達はすでに、多くの場所でそのリミットまで近づいている。僕達が今やらなければならないことは、幾つかの詳細な変更をすることで、僕達は決勝に向けて準備が整うだろう」とローブは語った。
プジョースポーツのディレクターであるブルーノ・ファミンは、「この週末の結果は非常にポジティブだ。我々の「ビースト」はそのセットアップをほとんど変更しなかったことから、セバスチャンに合っているのだろう。車のポテンシャルは、我々がそれぞれの走行で最速タイムを出したという事実によって裏付けられた。とは言うものの、昨年の覇者のリース・ミレンはここではベンチマークだ。彼はまだ彼自身の車に慣れようとしている段階で、現実的な敵対者はとても少ない。208 T16パイクスピークは良く整理された車で、我々の過去4ヶ月間の忙しいプログラムは正しい方向に向かっている。我々は今、同じことをやる必要があるだけだ」と語った。
次のフリー・プラクティスセッションは6月14日の金曜日に行われ、さらに後2回の公式プラクティスセッションが15日の土曜日と16日の日曜日に行われる予定である。