米国の自動車最大手、GMは6月26日、デザイン部門の新人事を発表した。グローバルデザインのさらなる強化を目指す。
GMのデザイン専門部門が、GMデザイン。米国、ドイツ、韓国、中国、オーストラリア、ブラジル、インドの世界7か国に、合計10のデザインセンターを置き、2000名以上を雇用している。
エド・ウェルバーン副社長が、GMのデザインを率いる体制に変わりはないが、副社長以下のトップ人事を刷新。中でも、現在、米国でキャデラックとビュイックのデザインを主導しているマーク・アダムス氏が、ドイツへ異動。GMヨーロッパの副社長に昇格し、オペルとビュイックのデザインを担当する。
また現在、GMのオーストラリア部門、ホールデンのデザインを統括するアンドリュー・スミス氏が、米国に異動。キャッデラックとビュイックのグローバルデザイン責任者に就任する。
これらの新人事は、9月1日付けで行う。GMのエド・ウェルバーン副社長は、「今回の人事により、デザインチームが顧客の感情を掻き立てる車両を、情熱を持ってデザインし続けられると確信している」と述べた。