エアバスは9月16日、同社の合同ベンチャー企業である中国のハルビン哈飛汽車合成製造センター(HMC)が、エアバス『A350 XWB』向けの昇降舵の納入を開始した。
HMCで製造された昇降舵はスペインを本拠とするAernnova Aerospace(ANN)に配送され、スペインのヘタフェににあるエアバスの工場で、A350 XWBの水平尾翼への取り付けが行われる。
2010年にHMCとANNの間で交わされた契約により、HMCはカーボンファイバーの昇降舵の完全なセットの製造及び組み立てを行う責任を持つ。
2007年にエアバスと中国政府の間で交わされた協定によれば、エアバスは中国で製造されるA350 XWBのエアフレームの5パーセントを配分させることを了承し、HMCによって行われた仕事のパッケージは、この5パーセントの大きな部分を占めることとなる。