イタリアのスーパーカーメーカー、ランボルギーニは10月19日、『ヴェネーノ ロードスター』を公式発表した。
ランボルギーニは2013年3月、ジュネーブモーターショー13において、『ヴェネーノ』を初公開。同車は、ランボルギーニの創業50周年を記念したモデル。世界限定3台のみが生産され、価格は日本円で約4億円という超高価な希少スーパーカーとして話題を集めた。
今回、ランボルギーニが発表したヴェネーノ ロードスターは、クーペボディのヴェネーノのロードスター版。クーペ同様、『アヴェンタドールLP700-4』のシャシーやメカニズムをベースに、アグレッシブな専用ボディを採用。レーシングプロトタイプでありながら、公道走行も可能としている。
搭載エンジンはクーペ同様、アヴェンタドールLP700-4の6.5リットルV型12気筒ガソリンエンジンを、最大出力700psから750psへパワーアップ。0-100km/h加速は2.9秒、最高速は355km/hと公表された。0-100km/h加速はクーペに対して0.1秒劣るが、355km/hの最高速は肩を並べる。世界屈指のパフォーマンスは、ロードスターでも健在。
クーペ同様、ヴェネーノ ロードスターもカーボンファイバーやCFRPを多用。この結果、車両重量はV12エンジン搭載車としては、異例に軽い1490kgとした。パワーウェイトレシオは、1.99kg/psと驚異的な数値。
ヴェネーノ ロードスターは、世界限定9台が生産され、価格は330万ユーロ(約4億4000万円)。ランボルギーニは、「世界で最も希少かつ高価なスーパーカーのひとつ」と説明している。