自動車の自動運転技術が進む中、クルマをただの「勝手に動く箱」にしたくない。そんな思いから開発されたというトヨタの『FV2』。東京モーターショーにて世界初披露されたパーソナルモビリティだ。
FV2は体重移動での運転操作が可能である。これを可能にしたのは体感と連動するインターフェース機能の搭載だ。これは体重移動技術『Winglet(ウイングレット)』の応用により実現した。
また、クルマを大人にしか使えないものにしてしまっているのは「ステアリング」「アクセル」と「ブレーキ」であり、インターフェース機能を搭載によってより広い客層が乗られるようになれば、とトヨタ自動車製品企画室主幹盛合威夫氏は話す。より広い客層へ、「FUN TO DRIVE」が提供できれば、と語る。
今後の課題は別コントローラーによって座った状態での長距離モードを設けることだ。直立が基本姿勢のFV2はドライバー(ライダー)にとってはつらい。座った状態でのモードをいかに両立させるかに取り組むという。