矢野経済研究所は、日本、米国、西欧、中国、インド、ブラジル、タイ、インドネシア、マレーシアにおけるカーナビ、PND、ディスプレイオーディオ(DA)市場の調査を実施、その結果を発表した。
調査は2013年9月から12月の期間、国内外のカーナビメーカー、自動車メーカー、スマートフォンナビ関連企業等を対象に、同社専門研究員による直接面談及び、電話・Eメール等によるヒアリングを併用して行った。
その結果によると、2013年の世界カーナビ市場は、メーカー出荷台数ベースで1698万6000台を見込む。中国における低価格なSDカーナビの急成長を背景に、2011年から2018年の年平均成長率(CAGR)は7.2%増で推移し、2018年には2051万6000台を予測する。
また、2013年の世界のPND市場は2412万4000台を見込む。今後は地域ごとにスマートフォンナビやSDカーナビと競合し、市場全体としては縮小傾向で推移するものと予測する。
さらに、2013年の世界DA市場は298万台を見込む。米国KT法によりDAのリアビュー表示システムとしての利用が想定されることから、世界のDA市場は全体的に拡大傾向にあるものと予測する。