国土交通省は、ゴールデンウィーク期間中におけるバス輸送の安全確保を徹底するよう自動車交通局長通達を出した。
ゴールデンウィーク期に、多くの人がバスなどの公共交通機関を利用し、観光や帰省などで長距離を移動するケースが増えるが、ここ最近、高速バスなどで悲惨な事故の発生が相次いでいる。
国土交通大臣は4月25日、利用者が安心してバス利用を行えるよう安全確保に万全を期すよう再度指示した。これを受けて、国交省では、全国のバス事業者に対し、安全確保と事故防止の徹底を図るよう改めて指示するため、自動車交通局長による通達を出した。
通達では、乗務員の健康状態把握などの確実な実施や適切な運行計画の作成と運行指示、労働時間に関する改善基準告示などの遵守、道路運送法関係法令の遵守などを適切に実施することを要請。
一方、国交省では、4月24日、25日の2日間、全国の主要バス停留所で、高速バスの安全運行についての全国一斉点検を実施している。