気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年8月7日付
●燃料電池車300万円補助、政府 発売に合わせ補助(読売・1面)
●トヨタバン大幅改良 (読売・8面)
●スカイマーク羽田に注力、10月下旬成田撤退へ、路線廃止で立て直し(読売・8面)
●アクア首位奪還7月の新車販売(朝日・6面)
●中国、日本12社調査、車部品価格つり上げ疑い(産経・2面)
●三菱自社長、日産と軽のEV開発 (産経・10面)
●三菱自女性管理職を3倍に、相川社長インタビュー (東京・7面)
●ガソリン3週連続安 (東京・7面)
●日産、中国ブランド強化、デザイン・人材など3拠点(日経・9面)
●日本車前へ、エコカーの覇権握れ「夢のエンジン」開発に熱 (日経・12面)
●「PHVの車種増やす」三菱自社長、エコカー、成長の核に (日経・12面)
●渋谷の新本社ビル竣工、富士重工 (日経・13面)
ひとくちコメント
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した7月の新車販売台数によると、トヨタ自動車の小型ハイブリッド車(HV)「アクア」が2万3909台で、前年同月に比べて16.6%減と落ち込んだが、今年2月以来、5か月ぶりに首位になったという。
3カ月連続でトップを走っていたダイハツ工業の軽自動車「タント」は2位に後退。軽は7月の販売が13カ月ぶりにマイナスに転じたほか、ベスト10では4車種にとどまって、苦戦が目立つ。
軽が4車種にとどまるのは2011年8月以来のことだそうだ。それでも、日産自動車の「デイズ」が5位、スズキの「ハスラー」が7位と車種によっては健闘した。
きょうの各紙もベスト10の順位表を添付して報じているが、「『アクア』5か月ぶり首位」(日経)のタイトルが目立つ。もっとも、図表をみると、朝日だけが10位をホンダの軽『N-WGN』(1万1246台)としているが、他紙はすべて同じくホンダの登録車「ヴェゼル」(1万1567台)としている。
朝日の図表は校正のミスだろう。慰安婦問題でねつ造が発覚した朝日だが、猛暑で注意が散漫になったわけでもあるまい。