プラネットラボ、衛星画像をクリエイティブコモンズライセンスで無償提供

航空 企業動向
アメリカ、カリフォルニア州サンフランシスコ湾。7月23日撮影
アメリカ、カリフォルニア州サンフランシスコ湾。7月23日撮影 全 6 枚 拡大写真

2014年8月19日、地球観測衛星ベンチャーのPlanet Labs(プラネット・ラボ)社は超小型地球観測衛星『Dove(ダブ)』シリーズで撮影した衛星画像の、クリエイティブコモンズライセンスによる無償提供を開始した。

プラネット・ラボ社は、キューブサットと呼ばれる10センチ角の超小型衛星規格で3U(10×10×30センチメートル)の超小型衛星「Dove」を開発・運用している。Dove衛星を軌道上に130機以上打ち上げ、同一地点を1日1回以上撮影する大量コンステレーション(衛星網)構築を目指す計画だ。

Dove衛星は、最初の28機「フロック1」衛星が国際宇宙ステーション(ISS)の超小型衛星放出機構を利用して軌道上に展開されている。2014年1月、アメリカのISS補給船「シグナス」がISSに届けたフロック1衛星をISS日本実験棟「きぼう」の小型エアロックから若田光一宇宙飛行士が放出した。8月21日にはNASAのレイド・ワイズマン宇宙飛行士が連続して6機の衛星放出を行っている。

7月以降、プラネット・ラボ社はDove衛星が撮影した地球観測衛星画像を同社のウェブサイトで公開している。今月、ブログでギャラリーの衛星画像をクリエイティブコモンズ「表示・継承 4.0 国際」ライセンスで利用可能としたことを公表した。公開された衛星画像は無償で利用可能で、編集・加工やソフトウェアツール開発などに利用することもできる。このライセンスでは、元の画像に適切なクレジットとライセンスへのリンクを表示し、変更を行った場合はその旨を表示、元と同じライセンスで頒布することが求められる。

プラネット・ラボ社では、幅広くアクセスされることで地球観測画像は社会に影響を与えることができると述べている。そのため、ユーザーに対し同社のメールアドレス、hello@planet.com へ画像の利用方法について情報を寄せてほしいとも呼びかけている。

《秋山 文野》

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