ソニー、世界最高感度の車載カメラ向けCMOSイメージセンサーを商品化

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車載カメラ向け1/3型有効127万画素CMOSイメージセンサ「IMX224MQV」
車載カメラ向け1/3型有効127万画素CMOSイメージセンサ「IMX224MQV」 全 2 枚 拡大写真

ソニーは、闇夜に相当する低照度0.005ルクスの環境においても高画質なカラー映像の撮影を可能とする、世界最高感度を実現した車載カメラ向けCMOSイメージセンサー「IMX224MQV」を商品化すると発表した。

今回商品化するCMOSイメージセンサーは、光を電子に変換する効率を高めたフォトダイオードを採用するとともに、電子から電圧への変換効率を高めた回路を搭載することで、従来比約2倍の世界最高感度2350mVを実現。加えて、最大72dBまで電気信号の増幅が可能なプログラマブルゲインアンプの搭載により、最低被写体照度0.005ルクスを達成し、星明かりよりもさらに暗い闇夜の道でも、高画質なカラー映像の撮影ができる。

また同商品は、従来の複数回露光のWDR(ワイドダイナミックレンジ)方式と比較して、露光時間を拡張できるWDR方式に対応しており、対応ISP(Image Signal Processor)との組み合わせにより、低照度領域の画質を改善できる。

さらに、目に見えない近赤外領域の光に対する感度を向上した画素構造を採用したことで、近赤外用LEDを照射しながら撮影するシステムで使用した場合に、被写体の認識精度を高めることができる。

新商品は2014年11月よりサンプル価格1620円で出荷を開始。2015年12月より量産出荷を開始する予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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