JX日鉱日石開発は、英国子会社が英国北海の16/23a鉱区と、16/24a鉱区に位置するキヌール油田で、原油の商業生産を開始したと発表した。
JX開発の英国子会社「JXニッポン・エクスプロレーション&プロダクションU.K.(JXNEPUK)」は、2012年にキヌール油田権益の22.94%を取得し、オペレーターのBPとともに、近隣に位置しJXNEPUKが権益の27.39%を保有するアンドリュー油田にある既存生産設備への繋ぎ込み作業を進めてきた。
今回、作業の完了に伴ってキヌール油田で原油の生産を開始。キヌール油田、アンドリュー油田合計のピーク生産量を、グロスで日量5万バレル以上と見込んでいる。
また、アンドリュー油田では、キヌール油田と一体操業することで効率化と経済性を向上、従来との比較で約10年間の生産期間を延長できる見込み。
JX開発は、生産中の油・ガス田が多い英国北海地域をコア地域の一つと位置付けており、今後も同地域で、石油・天然ガス開発事業の拡大を目指す。