千葉県幕張メッセで開催の「東京オートサロン2015」。スズキは軽自動車『ハスラー』をカスタマイズした「ロードバイクスタイル」、「アウトドアスタイル」を参考出品。2つのモデルで、ハスラーにおけるカスタマイズの方向性を示した。
ロードバイクスタイルは、ロードバイクとハスラーを組み合わせて楽しむというコンセプトに、車両は40mmローダウンして、専用の足回りとホイールを装着、オンロード向けイメージに仕上げたモデル。
一方、アウトドアスタイルは、ハスラーのアウトドア的イメージをより強調するため30mmリフトアップして、オフローダー的イメージに仕上げた。
両モデルを担当したスズキ四輪デザイン部の松島久記氏は「市販化は予定しておりませんが、皆さんの反応を見て商品化に向けて検討を進めていきたい」と話す。
出品車の狙いについて、松島氏「ベース車となるハスラーは、用品展開に力入れていて、お客様が自分なりのハスラースタイルを作り出せるクルマとなっています」と説明。
続けて「こういったショー会場で、我々の方からもカスタマイズの一つの方向性を示すことによって、アフターパーツのメーカーさんに盛り上がってもらい、それが車の販売につながればと考えています」と、カスタマイズ文化に対するスズキの姿勢を示した。