ホンダの高級車ブランド、アキュラが2015年1月12日、米国で開幕したデトロイトモーターショー15で初公開した新型『NSX』の量産モデル。同車に早くも、高性能な「タイプR」計画が浮上した。
これは1月13日、英国の自動車メディア、『Auto EXPRESS』が伝えたもの。同メディアのインタビューに応じた新型NSXのチーフエンジニア、テッド・クラウス氏が、興味深い発言を行っている。
同メディアは、テッド・クラウス氏に、「将来、新型NSXに、タイプRを追加する計画はあるのか」と質問。これに対して、同氏は、「タイプRのようなモデルを、多くのファンが熱望していることは知っている。歴代NSXは、後にタイプRを追加してきた。新型NSXも、我々が標準モデルだけで満足することはないだろう」と話し、新型ベースのタイプRの開発に、前向きな姿勢を示した。
新型NSXは、軽量ボディのミッドシップに、新開発の直噴V型6気筒ツインターボエンジンを搭載。さらに、高効率・高出力の3モーターハイブリッドシステム、「スポーツ・ハイブリッド SH-AWD」を採用した。なお、新型NSXのエンジンとモーターを合わせたトータル出力は、550hp以上。
歴代『NSXタイプR』は、サスペンションやエンジンなどにサーキット寄りのチューニングを施し、軽量化も追求してきた。新世代のハイブリッドスーパーカーとなった新型NSXをベースに、どのようなタイプRが登場するのか、期待が高まる。