「フリー・マレーシア・トゥデー」は、マレーシアの大学生の一般常識の欠如について報じた。
同紙が最高学府であるマラヤ大学とマラ工科大学の複数の学生に基本的な地理や歴史の質問をしたところ、誤った回答をする学生が続出したという。
例えば、地図上のシンガポールの位置にある場所について、多くの学生が誤って「タイ」と答えた。また「ペナンの首都はどこか?」との質問では、「バタワース」との誤答もあった(正解はジョージタウン)。ひどいケースでは「首都(capital)」という言葉の定義すら分からない者もいたという。
中でもマレーシア連邦の成立時期に関する誤認がめだっており、多くが英国からの独立と勘違いして「1957年8月31日」と答えたという(正解は1963年9月16日)。
また人体の平均体温については摂氏25-28度と答えた学生がいたが、同紙は「幸いなことは、この学生が医学生でなかったことだ」と皮肉った。