ロイヤルヨルダン航空は7月9日からアンマン=ナジャフ直行便の運航を開始する。ナジャフはイラク南部の都市。便数は週間2便(月・木)。
ナジャフ線の開設はロイヤルヨルダンの「レバント・ストラテジー(戦略)」を強化する。同戦略は中東路線の便数と就航地を増やし、高まりつつある地域内航空輸送の需要を満たすというもの。また、ハッジ(大巡礼)やウムラ(小巡礼)へ向かうイスラム教徒は、イラクから聖地マッカ(メッカ)へのアクセスが便利になる。
ヨルダンとイラクを結ぶフライトは週間31便(バクダッド線が12便、エルビル線が9便、バスラ線が4便、スレイマーニーヤが4便、ナジャフ線が2便)。なお、モースル線は治安情勢の悪化を理由に、昨年6月から運航を休止している。