気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2015年9月18日付
●安保法案参院委可決、本会議で攻防、成立ずれ込む(読売・1面)
●東京ゲームショウ開幕、実況動画新たな商機(読売・8面)
●TPP「年内合意を確信」米大統領閣僚会合に期待(読売・9面)
●駅ホームで「自撮り棒」禁止、JR西、事故防止で、あすから(読売・38面)
●スズキ取得完了、VW保有の全株式(朝日・10面)
●古参シビック10代目ホンダ(朝日・10面)
●話の肖像画、日産自動車専務執行役員・星野朝子、日本で日産ファンを増やしたい (産経・6面)
●三菱自19万台リコール(東京・30面)
●情通審の会長にトヨタ内山田氏、東芝・西田氏辞任で空席(日経・5面)
●タイ、車輸出120万台へ「アジアの工場」競争力を磨く(日経・9面)
ひとくちコメント
参院特別委員会で安全保障関連法案の採決を巡り、激しくもみ合う与野党議員のマナーの悪さほどではないが、混雑する駅のホームで白線の外側にみ出しながらもお気に入りの列車を背景に写真を撮る光景をよく見かける。
しかも、乗客が自分の姿を撮影するためにスマートフォン(スマホ)やデジタルカメラに「自撮り棒」と呼ばれる補助部品を取り付けているケースも目立つ。
JR西日本がその「自撮り棒」の使用を管内すべての1195駅のホームで、大型連休の初日に合わせて9月19日から禁止するという。これまでも北陸新幹線の一部の駅などでは禁止していたが、管内の全ホームでの自撮り棒禁止はJR各社では初めてだそうだ。
きょうの読売などが取り上げているが、列車を背景にスナップ写真を撮ろうと、スマホなどを見ながらホームを後ろ向きに歩く乗客が多く、撮影に気をとられてホームからの転落や列車との接触などの危険性が高いと判断。事故を未然に防ぐ狙いから全駅のホーム上での使用禁止に踏み切ったという。
JR西日本ではポスターなどで告知し、駅や車内のディスプレイで流す動画では英語、中国語、韓国語でも注意喚起するというが、歩きながらのスマホにしても、マナーの悪い乗客に対して周知徹底がどこまで図れるのかどうかである。