日産自動車は10月5日、東京モーターショー2015の出展内容を発表した。注目の1台は9月のフランクフルトショーでワールドプレアし、日本初公開となるクロスオーバーのコンセプトモデル『グリップス コンセプト』。
1970年代の日産の名車『240Zラリーカー』をインスピレーションに、日欧のデザイナーが共同でデザインした。コンパクトクロスオーバーの性能や実用性とスポーツカーのパフォーマンスを兼ね備えたモデルを想定している。パワートレインは電気自動車(EV)の技術をベースとする「Pure Drive e-Power」を採用する。
ガソリンエンジンを搭載し、それを発電のみに使う「シリーズハイブリッド」式だ。エンジン排気量などは未定だが、駆動モーターはEVのリーフと同じ最高出力80kWのものを採用する。商品化の際は「100%モーター駆動による新しい走りを訴えていきたい」(企画・先行技術開発本部の中島敏行主担)という。