【ジュネーブモーターショー16】VWのカンファレンスで壇上に乱入者、手には「偽装装置」

自動車 ニューモデル モーターショー
VWのカンファレンスでアクシデント、壇上に乱入者
VWのカンファレンスでアクシデント、壇上に乱入者 全 7 枚 拡大写真

3月1日(現地時間)、開幕初日であるジュネーブモーターショー16において、フォルクスワーゲンがプレスカンファレンスを行った際、アクシデントが発生。突然謎の男が壇上に上がったのだ。

午前8時5分から開始されたプレスカンファレンス。壇上ではフォルクスワーゲンの営業担当副社長であるユルゲン・スタックマン氏が同日発表された『up!』の大幅改良モデル『up!ビーツ』の隣に立ち、その紹介を行っていた。

すると突然、フォルクスワーゲンのマークが付いたツナギを着た男がステージに上がった。「ここに新しい偽装装置がある。これならばれないだろう!」と叫ぶと、そのままup!ビーツに近寄り、車体の下に潜り込んで「CHEAT BOX」と書かれた箱のような物体をクルマの下に置いた。

スタックマン氏が「修理は必要ありませんよ。これは完璧なクルマだから」と言い、男を止めようとすると、すぐに警備員3人に囲まれ、男はステージを去った。スタックマン氏がすぐにそのまま発表を続けたこともあり、会場では特に混乱もなく通常通りプレスカンファレンスが行われた。

あまりに突然の出来事だったため、「ショーの一部ではないか」と勘違いする人もいたようだが、後ほどフォルクスワーゲン関係者に話を聞いたところそうではなく、排ガス不正問題に関連した嫌がらせだろうとのこと。

英テレグラフ紙の報道によると、男の正体はサイモン・ブロッドキンというイギリスのコメディアン。昨年の7月にもFIFAの記者会見中、ゼップ・ブラッター元会長にドル紙幣を投げつけ、会場から追い出されている。

《関 航介》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  2. ホンダ『プレリュード』新型、シビック タイプRのサスペンションとブレーキ技術搭載へ
  3. 125ccスクーターでもここまで違う!? スズキ『バーグマン』とヤマハ『NMAX』を徹底比較
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. ホンダ『N-ONE e:』発表…みんなが使える軽乗用EVとは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る