国土交通省は、多くのLCC(格安航空会社)が発着する成田空港と日光、新潟、富山、金沢をダイレクトに結ぶ高速バス路線が開設され、多言語でのバスチケット予約・決済が可能となるなど、訪日外国人旅行者が観光地への旅環境が整備されると発表した。
国交省では、増加する訪日外国人の地方観光を促進するため、昨年12月に「国内観光の振興・国際観光の拡大に向けた高速バス・LCC等の利用促進協議会」を設置、高速バスやLCCなどの利用促進に向けて検討してきた。
今回、LCC専用ターミナルを整備し、多くのLCCが発着する成田空港から日光、新潟、富山・金沢をダイレクトに結ぶ高速バス路線が開設されることになった。
運行開始日は新潟線、富山・金沢線が4月4日、日光線が4月22日。国内外から成田空港を経由して、地方の観光地がダイレクトに結ばれ、利便性が向上する。今後、LCC拠点空港と高速バスの連携による目的地へのアクセス確保・充実とそのプロモーションに、官民一体となって取り組んでいく方針。
また、これらの路線に加え、既設の成田空港と京都・大阪を結ぶ路線については、多言語でのチケット予約・決済が可能となるなど、外国人旅行者が利用しやすい環境整備が進むとしている。