静岡市内で開かれた模型やプラモデルの見本市「第55回静岡ホビーショー」。ハセガワ(焼津市)は1/700の「ウォーターラインシリーズ」に新たに加わる「日本海軍 戦艦 三笠」を展示した。
三笠は明治35年(1902年)3月に竣工、翌年12月に連合艦隊旗艦となり、東郷平八郎司令長官のもと日露戦争を戦った。ハセガワは既に同艦の1/350キットをラインナップしているが、その後明らかとなった最新考証を盛り込んだ設計になっているという。
「日本海海戦時」か「黄海海戦時」が選べるコンバーチブルキットになっているのも特徴。同ブースの担当者は「ヤードの本数や長さ、通風筒、ファイティングトップなどの装備が異なっていて、どちらにするかは楽しみのひとつでしょう。また船体の組み立ては桁を挟み込む構造となっていて、ぴったりとはまるようになっているなど作りやすさも追及しています。完成すると今までとは違った充実感が味わえるはずです」と説明していた。
同時に発売されるディテールアップ用のエッチングパーツは真鍮(しんちゅう)で、手すり、グレーチング、扉、キャットウォーク、スターンウォーク、副砲扉、ラッタルなどの部品を繊細に仕上げている。
2016年07月発売予定、本体価格2600円(税別)。