静岡市内で開かれた模型やプラモデルの見本市「第55回静岡ホビーショー」。ファインモールド(豊橋市)は、1/48スケール「九六式二号艦上戦闘機二型」などを会場発表した。
九六式艦上戦闘機は、堀越二郎が零戦以上の会心の作とした名機。その二号二型の前期型は初めてのプラモデル化で、密閉風防(開閉選択式)を備え太い胴体形状がなどが特徴だ。同時にその最終型「九六式四号艦上戦闘機」もラインナップした。
いずれも旧日本軍の航空機キットに定評のある同社のモデルらしく、再現度や金型技術へのこだわりが見て取れる。エンジンはプラグコードやプッシュロッドまで再現し、放熱フィンも精密に彫刻した。また胴体モールドは新資料により再現したという。
同ブースでは、1/35スケール「陸上自衛隊 61式戦車(改修型) 」も会場発表。これは、陸上自衛隊の主力戦車だった1式戦車の砲塔形状や車体後部上面などを変更した改修型を、新規パーツによってモデル化したもの。スモークディスチャージャーやサーチライトが外付けされた。
また、1965年から90年代に多用された65式作業服を着た1/35「陸上自衛隊 戦車乗員セット(65~90年代)」も同時発売の予定。車体から身を乗り出した車長、装填手、ドライバーなどを臨場感豊かに再現した。
6月~7月発売予定。