【GARMIN epixJ インプレ後編】登山用地形図&詳細道路地図搭載の高機能ガジェット

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輝く太陽のもとでも見やすい半透過型カラーディスプレイ
輝く太陽のもとでも見やすい半透過型カラーディスプレイ 全 16 枚 拡大写真

地図が表示されるガーミンのGPS腕時計「epixJ(エピックスジェイ)」を実際にサイクリングで使ってみた。直径1.4インチのディスプレイにルートが表示され、走った後は実走記録が克明に保存される。コンパクトなボディにさまざまな機能が搭載されていて、かなり驚きの実力だ。

◆基本的な機能は全て搭載、アクティブスポーツ用の高機能ガジェット

小ぶりな液晶画面を搭載した腕時計型ナビ。タッチパネル式なのでスマホに慣れた人なら直感的に操作できるのが魅力だが、もう腕に巻いたその瞬間から子供のころに大好きだったウルトラマンの科学特捜隊員になった気分で心が浮かれる。

ベーシックな機能はフル搭載。心拍計測機能こそ標準装備してないが(別売の心拍センサーを使用すれば心拍計測も可)、普通にライフログバンドとしても活用でき、健康維持・増進を目指す人をサポートしてくれる。でも実際にはもっとアクティブなスポーツに使うことを目的として開発された高機能ガジェットだ。今回のインプレ期間は残雪があるシーズンだったので登山こそしなかったが、神奈川県南部にある境川サイクリングコースをロードバイクで走ってみた。

◆わかりやすい操作性、最大のメリットはデータ管理

本体にあるボタンは5つ。それぞれの役割はガーミン製品のデフォルトで他モデルと同じだから買い換えや併用などで混乱しないのがいい。まずは境川サイクリングコースを走ろう。設定ボタンから「サイクリング」を選択する。走り始めたときにスタートボタンを押し、終わったらゴールボタンを押す。長い休憩を取る場合はいったんゴールボタンを押し、休憩が終わったら表示されている選択肢の中から「再開」を選べば、継続してデータ収集を始める。

こうしてその日のサイクリングが終わったら「保存」を選択すれば本体に全データが記録される。必要なときにペアリングしたスマホかパソコンと「同期」すれば、あとはガーミン社が提供する「connect.garmin.com」というサイトで走行実績を閲覧できる。スマホでもパソコンでもどちらかで同期したら、あとはどちらでも同じデータを閲覧できるのでとても便利だ。

epixJには登山用の日本登山地形図のほかに日本詳細道路地図がプリインストールされているので、道路に沿ってナビしてくれる。もちろんクルマが乗り入れできないサイクリングコースも案内される。クルマ用のナビにはできない芸当だ。大型のカーナビに慣れているので手首につけた直径1.4インチモニターは見づらいかも知れないが、進行方向に迷ったときには立ち止まって拡大表示するなどで行き先を特定する。

最大のメリットはアクティビティを終えた後のデータ管理だ。スタートからゴールまでのコースは1~3mほどのわずかな誤差でほぼ完璧に記録されている。コース上の標高、そのときの時速、最終的な獲得標高(累計でその日どれだけ上ったか)や最高速度も記録される。例えば定番の練習コースがあれば、前回のデータと比較してレベルアップを確認できる。目標としているヒルクライム大会があれば、試走してコース状況をチェック。もし前年も参加してGPSで記録を取っていたら、どこでペースが落ちたのかを調べてその対策を講じることでベストタイムが出る可能性も高まる。

◆最新技術を実感、フィットネスをする動機付けの1つに

さて、epixJのオンにして境川をサイクリングしてみたが、他の人がWEB上に設置したスタート/ゴールを知らないうちに走っていたらしく自動タイム計測されていた。そのチェックルートをオンにして走っていたガーミンGPSユーザーの順位がリストアップされていて、ボクはのんびり走っていたからものすごくタイムが悪かった。スゴい時代になったなあ。教えてくれたらもっと真剣に走ったのに。

2週間の期間をかけてepixJなど合計4機種をインプレ。実走記録を取るためにトレールランをしたりサイクリングをしていたら、体脂肪率がこれまでにないほど下がって気づかぬうちにスリムになってしまった。記録が取れるGPS搭載ガジェット。継続的なフィットネスの動機付けにピッタリというわけ。さまざまな機種が用意されているので、自分が必要とする機能があるモデルを選択することが肝心。健康的なライフスタイルを確実に手に入れられるはずだ。

《山口和幸》

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