【GARMIN ForeAthlete230J インプレ前編】専門的すぎないのが魅力、ランニング用GPSウォッチ

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スマホあるいはパソコンとペアリング設定すると、あとは自動で走行データを同期する
スマホあるいはパソコンとペアリング設定すると、あとは自動で走行データを同期する 全 18 枚 拡大写真

ランニング用GPSウォッチのForeAthlete(フォアアスリート)シリーズから最新モデルとして「ForeAthlete230J」が登場した。ディスプレイが従来モデルより大画面化されながらも、連続稼働が16時間と長くなるなど性能が向上した。

◆ランニング専用モデル、軽さが魅力

ランニング用のForeAthleteシリーズには3ケタの品番がつけられているが、200番台が中級グレード、600番台がその上位モデルとなる。6月8日にForeAthlete220JとForeAthlete620Jの後継機種が相次いで発売されたのだが、ForeAthlete230Jは220Jの機能項目を増やした注目モデルだ。ランナーの知りたいデータ取得をより精度を高めて提供することに成功したという。

ちなみにForeAthlete235Jは、230Jに光学式心拍センサーを本体裏に内蔵したモデルだ。それ以外の機能は同じなので、手首で計測する心拍センサーがほしい人は235Jを、それが不要な人は230Jを選択すればいい。もちろん230Jも別売のプレミアムHRセンサーを胸に巻けば心拍数を計測できる。230Jはハートレートセンサー使用時のVO2Max、リカバリーアドバイザーが新機能として装備されたが、プレミアムHRセンサーを購入しないと機能しない。

さっそくForeAthlete230Jを手に取ってみた。ランニング専用なので重厚な感じではなく、ライトで手軽なイメージそのまま。あまりの軽さにビックリしたほどだ。光学式心拍計付きモデルのForeAthlete235Jとディスプレイの大きさ、縦横厚さの3サイズはまったく同じ。どちらとも本体部分の厚さはわずか11.7mmなので、ハードに走り込むときでもじゃまになることはない。

カタログ掲載の重量は心拍計つきの235Jが約42gで、230Jが約41g。わずか1gの差が心拍計測機器の重さなのだろうか。ただし稼働時間は230Jのほうが1.5倍ほど長持ちする。やはり心拍計測に消費する電力量が大きいのだろう。つまり結論として、心拍トレーニングをしないのなら230Jで十分。安静時心拍数が測りたいなら時計を見ながら手首の脈動をカウントすればいいだろう。

◆スマートフォン連携、ライフログ機能などの便利機能も

スマートフォン連携も強化され、通知機能や天気予報などが利用可能になった。実はこれ、かなり便利。ポケットに入れたスマホにメールやSNSの通知が来てもランニング中はほとんどわからない。それに対して手首にしたガジェットに通知が来れば、メールでもFacebookでもtwitterでもLINEでも、だれからアクセスしてきたかが瞬時に分かるのだ。ただしBluetoothをオンにしてつないでおく必要があるので、それだけ電池を消耗する。

アクティビティの利用以外でも、ライフログ機能で1日の運動量や睡眠時間とその深さを自動的に記録する。ガーミンにはベーシックなライフログバンド「vivofit」シリーズがあるが、「ForeAthlete230J」はそれにトレーニング指針となるガイド機能、さらにはこれまで練習日誌にメモ書きしていたようなデータが自動でWEB管理できる機能が付加されていると考えたほうがいい。

◆健康的なライフスタイルを目指したい人にぴったり

それでいて上位機種のように専門的ではないのがいい。ランニング愛好家のために開発されたモデルなので各機能を十分に活用すれば相当のことができるのだが、「ジョギングをしたい気持ちはあるけど真剣に打ち込むとツラいので、まずは1日1万歩を歩くのが目標かな」なんていう、健康的なライフスタイルを目指そうという人にこそうってつけで理想的なアイテムである。

「衛星測位はGPS/GLONASS/みちびきの3測位システム対応で測位能力をアップした」とホームページにある。この記述だけを見ればガーミン社のマルチスポーツトレーニング用GPSウォッチのfenix(フェニックス)シリーズ、地図表示で登山にも使える「epixJ(エピックスジェイ)」と同じだ。しかし販売価格はForeAthlete230Jが破格に安い。それではどこまで精度として対抗できているのか?インプレ中編はこのあたりをチェックしてみた。

前編の最後に追記すると、冒頭に「連続稼働16時間」と表記したが、今回のインプレでは北陸地方で開催された自転車イベントの取材のために2泊3日の行程で使用。要所でGPS機能をオンにして記録計測しながらインプレしたが、出発前に充電しただけで済んだ。16時間というのはあくまでもGPS補足を連続で稼働させた場合の最長稼働時間。1日あたり小一時間のアクティビティなら普通の腕時計のように使えるのが魅力。

《山口和幸》

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