宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、今夏に、小惑星探査機「はやぶさ2」が目指している小惑星「リュウグウ」を観測できるチャンスがあると発表した。
「はやぶさ2」は現在、小惑星「リュウグウ」に向けて飛行を続けており、リュウグウ到着は2018年の6月から7月頃の予定。
今夏、リュウグウの観測好機を迎える。観測のチャンスと言っても非常に暗いため、天体観測のエキスパート向けで「はやぶさ2」がリュウグウ到着前の最後のチャンスとなる。
リュウグウを観測しやすくなるのは、7月から8月の初めにかけて。この時期、リュウグウが最も明るくなり18等台になる。口径1m程度の望遠鏡で観測できる見込み。
「はやぶさ2」プロジェクトの地上観測チームも、この機会にリュウグウを海外の大型望遠鏡を使って観測し、自転軸の推定精度を高める予定。