山形大学など、ドローンを利用した農業管理システムを開発

航空 企業動向
ドローンを活用した先端モデル農業システム「ISSA山形プロジェクト」の概要
ドローンを活用した先端モデル農業システム「ISSA山形プロジェクト」の概要 全 1 枚 拡大写真

山形大学農学部と鶴岡グリーンファーム、コニカミノルタ、伊藤電子工業、ヤンマーヘリ&アグリは、農業界と経済界が連携し未来の豊かな農業を先進技術でサポートするため、ドローンを利用した先端モデル農業システムを開発した。

気象変動に伴う気象災害への対応、環境保全型農業の推進の中で、収穫量を安定的に確保するとともに、品質の高位平準化を図るためには、きめ細かな診断と対応が重要。さらに、農地集積などによる規模拡大、ベテラン農家のリタイアが常態化する中で経験や勘に頼らないで大面積の診断や可変施肥を行う手法の開発が急務となっている。

今回5者は、コンソーシアム「ISSA山形」を設立して共同研究を行ってきた。その成果として、ドローンに搭載したマルチカメラで空撮した画像を用いて稲の生育状況(葉色、茎数など)を評価した「圃場のばらつきマップ」を作成し、「ばらつき」に対応した可変施肥を無人ヘリによる行うシステムを開発した。

水稲の葉色診断に加えて、様々なセンシング技術の応用により「すべての栽培プロセス診断」の実現と水稲以外の「すべての農作物」へ適応していく予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  3. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  4. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  5. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  8. 日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
  9. BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化…北京モーターショー2024
  10. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
ランキングをもっと見る