JR北海道は7月22日、同社が提供しているインターネット予約サービスを2017年2月頃で終了すると発表した。JR東日本が展開しているネット予約サービス「えきねっと」への事実上の移行が図られる。
JR北海道の発表によると、ネット予約サービスの利便性向上を図るため、「えきねっと」の北海道内での展開について検討。今年12月1日から「えきねっと」の切符受取場所を道内全域の駅などに拡大することにしたという。これに伴い、JR北海道独自のネット予約サービスは2017年2月頃で終了。実質的には、約2カ月の移行期間を経て「えきねっと」への統合が図られることになる。
JR北海道のネット予約サービスでは、北海道内の特急列車や快速『エアポート』、北海道新幹線・東北新幹線などしか予約できない。「えきねっと」では、全国の新幹線やJRの特急列車なども予約できる。
切符の受取場所も、JR北海道のネット予約サービスではJR北海道の駅に限られているが、「えきねっと」の受取場所は今年12月1日以降、JR北海道(全域)・JR東日本(全域)・JR西日本(北陸エリアの一部)の駅や旅行センターに拡大される。ただし、JR北海道やJR西日本の駅などでは、JR東海などが含まれる予約の切符を受け取ることができない。