交通事故の被害者を搬送予定のドクターヘリが着陸に失敗

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8日午後1時30分ごろ、神奈川県秦野市内の県道で、自転車に乗って横断歩道を渡っていた18歳の男性に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。男性を搬送予定だったドクターヘリは着陸に失敗して中破。急きょ救急車で搬送されたが、収容先の病院で死亡している。

神奈川県警・秦野署によると、現場は秦野市平沢付近。18歳の男性は自転車に乗って横断歩道を渡っていたが、右方向から交差進行してきた乗用車にはねられ、頭部強打で意識不明の重体となった。

容態が重篤なため、救急はドクターヘリの出動を要請。これを受けて現場近くにある企業のグラウンドにドクターヘリが着陸しようとしたところ、バランスを崩して着陸に失敗。機体は尾部が折れるなどして中破し、使用できない状態となった。男性は急きょ救急車で病院へ搬送されたが、回復することなく約6時間30分後に死亡した。ヘリコプターの乗員5人にケガはなかった。

現場となったグラウンドから病院まではドクターヘリでの搬送だと約8分、陸路では約20分を要するが、搬送遅れが死亡に結びついたとは考えにくいという。警察では2件の事故について発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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