北海道では連続して襲来した台風の影響により、現在も一部の鉄道路線で運転の見合わせが続いている。8月28日8時30分の時点では、石北本線の上川~白滝間と釧網本線の東釧路~知床斜里間で運転を見合わせている。
JR北海道や国土交通省の発表などによると、石北本線は上川~白滝間の3カ所で盛土の崩壊や路盤流出などが発生した。
このうち、上川~中越信号場(旧・中越駅)間では8月23日の15時20分頃、安全確認と復旧資材の運搬を目的に落石覆い内の線路(新旭川駅から53.1km)を走行中だった保線車両が、前方の路盤流出を発見。非常ブレーキをかけたが間に合わず脱線、横転した。
釧網本線では、塘路~茅沼間で線路が水につかるなどの被害が発生した。鱒浦~桂台間では土砂流入の被害が発生したが、8月25日の午前中に復旧し、26日の初発から同区間を含む知床斜里~網走間の運転を再開している。