航空機について国際的なCO2排出規制---日本も参加

航空 行政
(イメージ)
(イメージ) 全 3 枚 拡大写真

国土交通省は、国際航空分野における温室効果ガス削減対策として、国際民間航空機関(ICAO)で検討されている、市場メカニズムを活用した全世界的な排出削減制度(GMBM)への参加を決定した。

ICAOは、国際航空分野の温室効果ガス排出量のグローバル削減目標として燃料効率を毎年2%改善、2020年以降総排出量を増加させないことを定めている。このため、新技術導入、運航方式改善、代替燃料活用に加え、市場メカニズムを活用したGMBM構築が検討されてきた。

GMBMの具体的な制度内容はこれまで、専門家やハイレベルの会合における議論を通じ、骨格が固まってきている。制度開始当初の2021年~2026年の間は、自発的に参加する国同士を結ぶ飛行ルートを対象に適用される見込み。

加盟国は参加の意思についてICAOが照会しているが、米・中・欧州諸国などが参加の意思を表明している。

日本政府は、国際航空分野で責任ある役割があり、地球温暖化対策に積極的に取り組む必要があることから、同制度へ参加することを決定した。

9月27日から10月7日に開催予定の次回(第39回)総会で、GMBMの導入が議論される見込み。制度に基づく削減義務は2021年以降にスタートする予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  2. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  3. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  4. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  5. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  8. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  9. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  10. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
ランキングをもっと見る