タカタ製エアバッグのリコール、トヨタの修理完了率は約4割…米国

自動車 テクノロジー 安全
トヨタ カローラ 米国仕様2011年モデル
トヨタ カローラ 米国仕様2011年モデル 全 1 枚 拡大写真

米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は10月上旬、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコール(回収・無償修理)に関して、トヨタ車の最新の修理状況を明らかにした。

このリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合によるもの。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。

これにより、エアバッグ展開時にインフレータ内圧が異常上昇。インフレータ容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷するおそれがある。

10月上旬のNHTSAの発表によると、タカタ製エアバッグインフレータの不具合によるリコールでのトヨタ車の修理状況は、132万6928個の交換作業が完了。修理完了率は、リコール対象全体の38.73%にあたるという。8月時点での修理完了率は34.4%だったから、およそ2か月で4ポイント、修理が進んだことになる。

132万6928個の内訳は、運転席側のエアバッグが、7万8985個。助手席側のエアバッグが、124万7943個。NHTSAは「修理完了率は、運転席側が49.46%、助手席側が38.21%」と説明している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ポルシェデザインのタワマンは最高72億5000万円、アジア初バンコクの物件が日本発売へ
  2. アストンマーティンの新型『ヴァンテージS』がSNSで話題に、「これで攻めたら絶対楽しい」「乗れる男になりたい」など期待の声
  3. タイプRとホンダウイング、ホンダ公認の保冷ボトルホルダー2種が登場…夏のドライブやツーリングのお供に
  4. 劇的に流麗! アウディ『Q3スポーツバック』新型に備えよ
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る