山形銀行が野村リサーチ・アンド・アドバイザリーと組成する「やまがた地域成長ファンド」は、航空機事業に参入する川西精密に投資したと発表した。
川西精密は工作機械部品加工などを手掛けているが、航空機部品加工事業に参入する。航空機部品品質のJIS規格であるJISQ9100を取得、住友精密工業に部品を供給する企業連合「ジャパン・エアロ・ネットワーク」に参画し、国産初の小型ジェット機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)などの部品加工を手掛ける。
山形銀行では、航空機産業は今後、成長が期待される分野で、ファンドの投資対象に適合することや、航空機産業への参入に伴う新工場の建設など、雇用拡大が期待されることなどから投資する。