コンチネンタル、二輪車のメーターとスマートフォンを接続する技術を開発

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コンチネンタルが二輪車のメーターとスマートフォンを接続する技術を開発。デモバイクに搭載された試作システム。
コンチネンタルが二輪車のメーターとスマートフォンを接続する技術を開発。デモバイクに搭載された試作システム。 全 1 枚 拡大写真

ドイツに本拠を置く自動車部品大手、コンチネンタルは10月26日、二輪車のメーターとスマートフォンをネットワーク化する技術を開発した、と発表した。

ライダーは、着信からナビ情報、プレイリストまで、ディスプレイで重要な情報すべてを見ることができる。スマートフォンに連動するイモビライザーや、キーレスアクセスといった安全・快適性に関連する機能も、この新コンセプトに統合することが可能。

ネットワークメーターで、スマートフォンとディスプレイはBluetoothで接続。ライダーは電話機本体にアプリをダウンロードするだけで、異なる機能が利用できる。ディスプレイには、スマートフォンからのメッセージを表示し、ライダーに着信や現在流れている音楽の情報、バッテリーの状況を知らせる。電話機本体のバッテリーレベルが少なくなると、統合されたUSBポートを通じて充電できる。

また、携帯電話のナビゲーション機能を利用して、ルートを計画した場合には、曲がり角ごとの情報を表示できる。交通渋滞や天気予報に関する通知も表示でき、複雑な手順の不要なEasy-Start機能の提供も可能。コンチネンタルの技術者は、スマートフォン内に生成されるコードを用いて、盗難から守るイモビライザーといった安全機能も統合させた。

コンチネンタルは、デモバイクに試作システムを搭載。同社の商用車およびアフターマーケット事業部、ミヒャエル・ルフ責任者は、「ネットワークメーターは、コスト意識の高いソリューション。移動手段として二輪車が大きなシェアを占め、接続性への要求も高い、価格に敏感なアジア市場に、理想的なソリューションになるだろう」と述べている。

《森脇稔》

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