【日産 ノートe-POWER】エンジンは発電専用、走行は電気モーター…売れ筋で200万円切る

自動車 ニューモデル 新型車
日産ノートe-POWER 〈撮影 高木啓〉
日産ノートe-POWER 〈撮影 高木啓〉 全 6 枚 拡大写真

日産自動車は2日、コンバクトハッチバックの『ノート』に、新パワートレイン「e-POWER」を追加して発表、同日より発売する。e-POWERは、搭載しているガソリンエンジンで発電し、その電力を利用して電気モーターの力で前輪を駆動する。

通常の発進や走行時には、エンジンが停止したまま、高電圧バッテリーからの電力だけで発進する。たとえば夜間や早朝の住宅街でエンジン音を気にすることなく走行できる。バッテリーの充電残量や車速に応じてエンジンを始動、エンジン音が気にならない回転数に制御しながら充電する。急加速や登坂時などでは、バッテリーからの電力に加え、エンジンで発電した電力も直接モーターに供給する。減速時にはエンジンを停止し、回生発電した電力をバッテリーに充電、停止寸前まで回生が行なわれる。

走行モード「e-POWER Drive」は、ワンペダル感覚、すなわちアクセルペダルの踏み戻しだけで加速から減速までを行なえ、ブレーキペダルを踏む回数が減少する。加速度の違いにより、キビキビした走りの「Sモード」と、燃費に優しい「ECOモード」を選ぶことも可能だ。

外部電力からの充電(プラグイン)は不要で、通常のガソリンエンジン車やハイブリッド車と同様、ガソリンの給油のみで走行する。e-POWERに搭載されるエンジンは発電専用で、発電のために高効率な作動領域を保つように自動制御される。

価格は「e-POWER S」が177万2280円、「e-POWER X」が195万9120円、「e-POWER MEDALIST」が224万4240円。通常エンジン駆動のノートと比べて30万~60万円プラスだ。売れ筋と予想される「X」グレードで200万円を切った。

合わせてノート全車についても一部仕様を向上し、同時に発売される。価格は2WDが139万3200~198万5040円、4WDが171万1800~192万9960円。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  3. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  4. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る