安売りGS「ベストプライス」、破産を申し立てられる…負債総額159億円

自動車 ビジネス 企業動向
ベストプライス(WEBサイト)
ベストプライス(WEBサイト) 全 1 枚 拡大写真

東京商工リサーチによると、安売りガソリンスタンド(GS)「ベストプライス」を全国展開するアルフレックスが10月18日、整理回収機構から京都地裁に破産を申し立てられ同日、保全管理命令を受けた。負債総額は約159億円。

同社は、「ベストプライス」の店舗名で全国にGSを運営し、高い価格競争力を背景に店舗数を拡大していた。しかし、社有不動産に対し2014年2月、整理回収機構より仮差押の登記が表面化。2015年10月、同機構から債権回収を免れるため、会社資金を海外の口座に不正に隠したとして、強制執行妨害の容疑で社長をはじめとする複数の役員が逮捕された。また、同年11月には同機構から社長らに損害賠償を求め訴訟を起こされた裁判で敗訴となった。

2016年9月2日、社有不動産に設定されていた根抵当権(極度額8億円、債務者は同社、債権者はカナダのレインボウ・ワン・インベストメント)は詐害行為取消しを原因に抹消(代位者は整理回収機構)され、その後の動向が注目されていた。

なお、意見聴取期限の11月18日までの間、保全管理人の管理下で直営のガソリンスタンド11店舗は営業を継続。現在、直営店舗の営業継続と従業員の雇用確保のためスポンサー企業を探している。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る