運転しながらポケモンGO、両備バス大阪支店を事実確認調査へ...近畿運輸局

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貸切バスの運転手が、ポケモンGO(Pokemon GO)をしながら運転。動画サイトにその様子が投稿された件で、近畿運輸局が監査を実施する見込みだ。

「内容的にはいつ事故を起こしてもおかしくない。悪質な内容である」として、同局監査指導部が対応する。

岡山市に本社がある両備ホールディングスによると、31日に動画投稿の存在を外部からの電話で知らされ社内調査を行ったという。その後、服装などから運転手が「両備バスカンパニー」大阪支社の男性運転手(41)と判明した。両備バスは両備ホールディングスを中核とする約50社のうちの1つだと、両備ホールディングスは説明している。。

公表当時は両備ホールディングスが中国運輸局に説明を行っていた。しかし、監査対象となるのは、旅客運送を行う事業者の営業所であるため門真市に営業所のある両備バスを担当する近畿運輸局が対応することになった。

公表後、両備ホールディングスは、スマートフォンの運転席持込を禁止。トランクルームなどに収納して運転するなどの対策を徹底する。ただ、この安全対策に当局が納得している様子はない。

軽井沢スキーバス転落事故後の検討委員会では、貸切バスへのドライブレコーダーの装着を義務付けることが決まったが、現状ではこのバスにドライブレコーダーは搭載されていなかった。両備バスには、何らかの抜本的な対策が求められている。

両備ホールディングスの広報担当者は「信じられない思いでいっぱい。乗客が乗っていなくても違反は違反。運転手は社歴も長く、両備の考え方はよくわかっているはずなのに」と、話した。同社は9日にも安全対策を公表する見込みだ。

《中島みなみ》

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