マツダの小飼雅道社長は11月10日に都内で報道陣の囲み取材に応じ、アメリカの次期大統領に実業家のドナルド・トランプ氏が選ばれたことについて「持続的な経済成長を進めていく上で是非ともご貢献を頂きたいと願っている」とコメントした。
トランプ氏は選挙期間中の過激な発言が様々な憶測を呼んでいるが、小飼社長は「来年、アメリカの大統領に就任されるということなので、それ以降のいろいろな取り組みをしっかり注視していきたいということしかない」と述べるにとどめた。
一方、トランプ氏に期待することはとの質問に対しては「やはり私たちは広島に住んでいるが、人々の安心、安全という世界を造ること、それから持続的な経済成長を進めていく上で是非ともご貢献を頂きたいと願っている」と語った。
またトランプ氏がメキシコに対し厳しい姿勢を示し、NAFTA(北米自由協定)見直しを公約に掲げていることで、メキシコに生産拠点を持つマツダへの影響を問われると「大統領になられた以降に政策が具体的になってきてから考えていきたいと思う。今、何かを推定で物事をいうタイミングではないと思う」と重ねて強調した。