追突事故に巻き込まれたバイク運転者、トラックにひきずられ死亡

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19日午後9時20分ごろ、愛知県名古屋市北区内の国道41号を走行していたトラックが、前を走るクルマ4台と原付バイク1台に突っ込む事故が起きた。バイク運転者は500m先で振り落とされて死亡。トラックは逃走したが、警察は後に58歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

愛知県警・北書によると、現場は名古屋市北区萩野通2丁目付近で片側3車線の直線区間。トラックは前走していたクルマ4台と原付バイク1台に追突。そのまま現場から逃走した。

この約5分後、約500m離れた名古屋市北区野方通3丁目付近の市道(片側1車線の直線区間)を歩いていた人から「トラックの荷台付近から若い男性が落ちてきた。路上で血を流して倒れている」との通報が寄せられた。男性は近くの病院に収容されたが、全身強打でまもなく死亡。後の調べで同区内に在住する32歳の男性と判明している。

国道の事故現場ではバイク運転者が発見されておらず、警察はこの男性がバイクを運転していたと判断するとともに、死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。その後の周辺捜索によって西区内で放置されているのが発見された衝突痕のあるトラックの使用者である64歳の男から事情を聞いていたところ、事故当時は58歳の男が運転していたことがわかり、翌20日に自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許運転過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕。使用者の男は一時的に身代わりになったとして、犯人隠避容疑で逮捕している。

車両の使用者は運転者を雇用する立場にあり、聴取に対しては「身代わりになってくれと泣きつかれた」などと供述。運転者の男は容疑への関与を否認しているという。警察では無免許運転の発覚を恐れて逃走したものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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