エアバス、A350-1000初号機の初飛行が成功

航空 企業動向
エアバスA350-1000初号機の初飛行
エアバスA350-1000初号機の初飛行 全 6 枚 拡大写真

エアバスは、「A350-1000」初号機(MSN059)の初飛行に成功したと発表した。

A350-1000初号機は11月24日10時42分、トゥールーズ・ブラニャック空港を離陸し、フランス南西部を飛行、15時に同空港に着陸した。初飛行時間は4時間18分だった。

A350-1000はエアバス双発旅客機の中の最大機種で、エンジンはロールスロイス製「Trent XWB-97」ターボファン・エンジンを搭載する。初飛行では、航空機の操縦特性とフライトエンベロープを確認した。

A350-1000のテストプログラムは、3機のテスト機を使って約1年間実施する。初号機のMSN059は、フライトエンベロープや操縦性能、荷重、ブレーキシステムなどの評価を行う。

2機目となるMSN071もブレーキやパワープラントシステム、オートパイロットなどの性能を評価する。3機目のMSN065は客室が取り付けられ、客室や空調システムのテストを実施するほか、初期長距離飛行や路線実証飛行テストも行う。

今後、テスト機3機で型式証明の取得と、2017年後半の商業飛行開始を目指す。初号機はカタール航空に引き渡される予定。

A350-1000はエアバスのワイドボディファミリーの最新機種。高い運航効率性と低騒音、長距離飛行が可能な航続距離が特徴。胴体が延長され、A350-900より40人以上多くの乗客を運ぶことができる。また、翼の後縁に改良を加え、6つのタイヤを取り付けたメインランディングギア、ロールスロイス製Trent-XWB-97エンジンを装備する。

A350-1000はA350-900の高い燃費効率性と快適な客室「Airspace」を備えながら、混雑した長距離路線に適した機体サイズとした。これまでに世界中の11社から195機の受注を獲得している。

《レスポンス編集部》

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