ピレリは11月29日、44作目となる「ピレリカレンダー」2017年版の発表をパリで行った。毎年異なるテーマに従い、女性の美しさを写真で表現するピレリカレンダー。有名女優やモデルの登場、過激なヌードなど様々な話題を提供してきた。
今回、撮影を手掛けたのはドイツのファッションカメラマン、ピーター・リンドバーグ氏。同氏の起用は、1996年版、2002年版に続くもので、ピレリカレンダーを3度撮影した唯一のフォトグラファーとなる。
2017年度版には、ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、ロビン・ライト、ユマ・サーマンら、世界的に有名な14人の女優が登場。リンドバーグは作品のタイトルを「Emotional(エモーショナル)」と名付け、「パーフェクトなボディのみを撮影するのではなく、魂に迫る内面を撮ることで、被写体は裸よりもさらにヌードになっている」と述べている。
ピレリカレンダーは1964年以来、ピレリのコミュニケーションツールとして製作が続けられてきた。一部の顧客や関係者しか手にすることができないと言う希少性も話題のひとつとなっている。したがって、残念ながら市販の予定はない。