安売りGS「ベストプライス」、破産開始決定…負債総額159億円

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東京商工リサーチによると、安売りガソリンスタンド(GS)「ベストプライス」を全国展開するアルフレックスが12月5日、京都地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は約159億円。

同社は、「ベストプライス」の店舗名で全国にGSを運営し、高い価格競争力を背景に店舗数を拡大していた。しかし、社有不動産に対し2014年2月、整理回収機構より仮差押の登記が表面化。その後、同機構から債権回収を免れるため、会社資金を海外の口座に不正に隠したとして、強制執行妨害の容疑で社長をはじめとする複数の役員が逮捕された。また、2015年11月には同機構から社長らに損害賠償を求め訴訟を起こされた裁判で敗訴となった。

2016年9月2日、社有不動産に設定されていた根抵当権(極度額8億円、債務者は同社、債権者はカナダのレインボウ・ワン・インベストメント)は詐害行為取消しを原因に抹消(代位者は整理回収機構)され、10月18日、整理回収機構から破産を申し立てられた。

なお、現在、京都地裁の許可を得て直営ガソリンスタンド11店舗は営業を継続しており、入札などの形でスポンサーの選定を行っている。

《纐纈敏也@DAYS》

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